東中野にある町中華の名店、十番の食事メニューを制覇してきましたので一品ずつ食レポいたします。なぜ人気なのか、営業時間(ランチタイムは何時くらいまで入れるか)やお店の雰囲気などについても併せてご紹介します。
安い、うまい、早いの言葉がぴったりの東中野駅近にある町中華
十番は、JR東中野駅西口を改札を出て山手通りにある交差点を渡り、東中野ぎんざ通りに入ったらお店が見える場所に店舗を構えています。駅からは徒歩1.2分ほどの距離になるので初めて行く方にもわかりやすいと思います。
営業時間は、お昼時11:30から14:00、夜は17:00から20:00までやっています。定休日は水曜日と、第2・第4の木曜日です。店内に入ると今月の定休日という形で見やすい位置に掲示されています。
お昼時は特に並ぶお店として有名ですが、回転率も速いのでお店の外に5.6人並んでいても15分ほど待てば入れるケースが多いです。ランチタイムのラストオーダーは13:45ですのでその時間までに外で並んでいれば入れてくれる場合があります。お店に入るときに営業中か準備中の札のどちらがかけられているかを目安にしましょう。
店内はカウンター6席、4人掛けのテーブルが4卓あり、一人利用はもちろん、友人や家族での食事、小さなお子さん連れでの食事もできる空間になっています。
メニュー
十番のメニューは麺類を中心に、餃子やチャーハン、一品料理、ビールや老酒といったものまで幅広く揃っています。一番よく出るメニューとしてタンメンが挙げられていて、焼餃子やチャーハンも人気メニューの一つです。
十番がなぜ人気なのかという点に言及すると、おいしいだけでなく、回転率も早く、何より安いといった点が大きいと思います。見た目以上にボリュームがあり、それでこの価格なの?といった内容の料理がラインナップされているので一度行くとまた行きたくなるというお店です。
今回十番の食事メニューを全メニュー食べてきましたでの次の項目で一つ一つご紹介します(玉子入りタンメンなどトッピングが追加されたメニューは一部割愛しています)。
感想
・タンメン
十番の一番人気メニューといわれる、タンメンの肝はスープにあると感じました。塩味のスープはシンプルですが滋味深く、何度も口に運んでいきたくなる味です。野菜は、白菜・人参・筍・ニラ・きくらげなどシャキシャキの食感の良いものを取り入れていてスープの味と豚肉のうま味と相まって野菜の甘みを感じる料理です。麺は中太といった感じで、固めに茹でられており麺だけで食べてももちろん美味しく頂けます。
・チャーシュー玉子入りタンメン
上記のタンメンに、チャーシュー三枚、お湯にくぐらせたポーチドエッグ風の玉子が加えられた一品です。チャーシューはスパイスを感じる身の締まった装いで、シンプルかつ奥深いタンメンと相性が良いかもしれません。玉子も白身と黄身が割としっかりめに茹でられているので他の味を邪魔することがありません。野菜のほかにチャーシュー、玉子と具だくさんですがさっぱりと頂ける料理です。
・ラーメン
昔ながらの醤油ラーメンです。具はシャキシャキのもやしとメンマが入っていてチャーシューが1枚トッピングされています。チャーハンなどの飯ものにこの醤油ラーメンのスープが添えられますが、ラーメン(醤油)には焦がしたにんにくが入っていて素朴な味わいの中にもパンチがあります。他の料理を邪魔しない味なのでチャーハンや餃子などお腹の具合を見ながら頼みたいときに頼れる一品です。チャーシューメンは、チャーシュー3枚になります。
・ニラソバ
十番の麺類の個人的に感じる特徴は、麺がつるつるとした食感で器の中の食材の味を含んでいておいしい、ということです。ニラソバはさっぱりとした醤油ベースのスープにニラとモヤシ炒めが乗っていて暑い季節にぴったりのラーメンです。
・モヤシソバ
モヤシが具材のメインになっていますが、豚肉やきくらげ、インゲン、人参も入っていて割とボリュームがあるメニューです。モヤシの食感は他のメニューにあるようなシャキシャキとしたものではなく、適度に炒められてスープを吸っている感じになるのでシンプルなネーミングのこの一杯でもお腹を満たせる料理です。
・焼き餃子
薄皮の餃子の中には具がたくさん入っていて食べ応えがあります。カリカリとした表面で焼かれていながら軽い食感なのでビールのお供だけでなく、食事としてきているときのもう一品としてもちょうどよいボリュームの一皿です。ちなみに餃子(400円)のお供にもなるライスは200円、半ライスは100円、ビールは550円、小ビールは450円です。
・水餃子
ラーメンの器にスープと少量の葱が入れられて、皮が多めの餃子が6つ入った水餃子です。ワンタンのようなモチモチとした餃子の皮の食感と力強い肉多めの具の味わいを感じられる一品です。見た目以上にボリュームがあるのでシェアして食べるのもお勧めです。
・サーティーメン
タンメンが十番の一番人気メニューですが、サーティーメンもファンの多いメニューの一つです。豚肉と野菜をピリ辛の味付けで炒めて餡で整えたものが十番の自慢の麺に乗っかっています。餡は控えめなのでツルツルとした麺と一緒に具材を楽しめます。ふいに食べたくなるようなクセになる一品です。
・ジャージャーメン
中華版味噌ラーメンという印象が頭に浮かぶほど味噌ラーメンに味の系統は近いです。もやしが入っているのも味噌ラーメンぽさを感じますが、ニラと甘辛く味付けされた肉味噌が入っているので深みのある味わいを感じさせてくれる麺メニューです。
・チャーハン
パラパラのチャーハンという言葉をよく聞くように、ご飯がパラパラのチャーハンはありますが十番のチャーハンは水分を適度に残したしっとり系のチャーハンです。個人的にはこっちのほうが好きなので特に十番のメニューの中でもハマりました。ざくざくっとした玉ねぎと角切りチャーシューとのご飯の相性も良くメインで食べてもサイドとして利用しても抜群の存在感を放ちます。チャーハンだけ食べるなら大盛にしてもいいかもしれません。
・中華丼
十番の中華丼は、肉と野菜多めの仕上がりになっています。豚肉、白菜、ピーマン、人参、タケノコ、キクラゲといった具材が中華餡にくるまれご飯に乗せられています。餡は多めにかかっているわけではないのでさらっと食べられる丼物です。
・カタヤキソバ
中華丼にかける餡に酢を加えてパリパリザクザクの揚げた麺にかけた一品です。けっこう酢が入っているので酸っぱいものを食べたいときはおすすめのメニューです。一般的によく見るカタヤキソバの麺とは違い、太麺で食感もボリボリといった感じで豪快なものなので人によってはハマるとクセになる味といった感じです。酢が多めに入れられている分、食べた後の満足感はかなり高めです。
・肉又はレバ入りヤキソバ
十番の焼きそばです。豚肉かレバーのどちらか選べるので今回は焼きそばではあまり見かけないレバー入りにしました。強火で炒められた麺は、屋台の鉄板で調理されたもののように水分がほどよく飛んでいてすいすい口に入っていきます。ソース味ですが、ニラ、もやし、そしてレバーやニンジンなどの具材とよく絡んでいるので深みのある味わいを感じられます。レバーも、こういった焼きそばメニューの中ではかなり大量に入れてくれているのでうれしいポイントです。
・モヤシとニラ入りヤキソバ
値段が600円とラーメンと同額で一番安い十番の食事メニューです。量的にもおつまみにちょうどよくビールのお供には餃子ではなくこちらの焼きそばという方も多いかもしれません。ソース味となっていますが、ソースの存在感は強くなく、にんにく油が味のベースになっていてシャキッとしたモヤシとしっとりとしたニラの食感を楽しめる一品です。
・サーティーライス
シャキシャキの白菜と豚肉、タケノコや人参をホイコーローのような味付けの餡に絡めて仕上げた中華丼といったメニューです。一般的な中華丼とは別物の味で、甘辛い味とシャキシャキの野菜の食感が食事での利用だけでなくお酒のお供にもぴったりです。
個人的に気になったメニューは、一番人気のタンメンを置いてはニラソバとチャーハンです。
お店情報
- 住所 中野区東中野3-7-26
- アクセス JR東中野駅西口から徒歩2分
- 電話番号 03-3371-0010
- 定休日 水曜日・第2と第4の木曜日
- 営業時間 11:30~14:00(LO13:45) 17:00~20:00
- 平均予算 750円~
- 決済方法 現金
- 予約の可否 予約不可
- 喫煙の可否 全席禁煙
東中野を代表する町中華のお店の一つ、十番をご紹介しました。活気のある店内で安くておいしい中華飯を食べられるのでもしまだ来店したことがないという方は、お店に入るチャンスがあるときに一度足を運んでみてください。
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