酒飲みに刺さるスパイス居酒屋「稼鶏酒場(かとりさかば)」は通うほど面白い!【東中野】

東中野 稼鶏酒場

東中野駅西口のすぐ近くにある、スパイス料理とお酒の店「稼鶏酒場(かとりさかば)」をご紹介します。

インドカレー店の面影を残しながらも、現在の立ち位置はカレー店というより、スパイス料理をつまみにお酒を楽しむ居酒屋。ひよこ豆やおつまみカオマンガイ、ラーメンサラダ、ナンピザなど、一般的なインド料理店とはひと味違うメニューがそろっています。

もともとは立ち飲みスタイルのお店でしたが、現在は椅子に座って飲む利用者が中心です。ひとり飲みや仕事帰りの軽い一杯はもちろん、東中野で少し変わった居酒屋を探しているときにも使いやすい一軒です。

目次

東中野駅西口からすぐのスパイス居酒屋

稼鶏酒場は、JR東中野駅西口から徒歩1分ほど。南側の階段を下りると、赤い看板と提灯が目に入ります。

駅から非常に近く、雨の日や仕事帰りにも立ち寄りやすい立地です。都営大江戸線の東中野駅からも徒歩数分で到着できます。

東中野 稼鶏酒場

すぐ斜め前には、東中野の人気店「もつ焼き 丸松」があります。丸松を目当てに訪れたものの、満席で入れなかった経験がある人もいるのではないでしょうか。

そんなとき、すぐ近くに稼鶏酒場があるのは東中野飲みのうれしいところ。料理のジャンルは大きく異なりますが、スパイスの効いたつまみとお酒を楽しめるため、予定変更をむしろ楽しみに変えてくれる一軒です。

元はカレーハウス「サムラート」

稼鶏酒場は、もともとカレー店「サムラート」でしたが、その後「ひとりでも気軽に立ち寄れる店を作りたい」という方向へ業態を変更し、2018年7月に立ち飲みとインド料理を組み合わせた現在の稼鶏酒場がオープン。2022年4月からは、店主の石井氏が店を引き継いで独立営業しています。

2026年夏で、稼鶏酒場としては8周年。東中野の人気店として知られる丸松がオープンしたのも2017年で、どちらも東中野駅西口周辺の酒場文化を盛り上げてきた存在です。

東中野 稼鶏酒場

サムラート時代から受け継いだ厨房設備のひとつが、本格的なタンドール窯です。タンドリーチキンやナンだけでなく、魚を丸ごと焼くなど、一般的なカレー店ではあまり見かけない使い方もされています。

カレー店よりも居酒屋寄りの使い方ができる

東中野には、インド・ネパール料理を楽しめる「タラキッチン」もあります。タラキッチンもカレーとお酒を楽しめる店ですが、稼鶏酒場はそれ以上に大衆居酒屋や立ち飲み酒場に近い感覚で利用できます。

カレーやビリヤニ、ナンといった食事メニューもありますが、短時間でお酒を飲みながら、小皿料理を何品か注文する使い方がよく似合います。

料理はインドやネパールだけに限定されていません。タイ料理、北海道の居酒屋料理、沖縄料理などを稼鶏酒場流にアレンジしたメニューもあり、メニュー表を眺めているだけでも楽しめます。

ドリンクの安さも稼鶏酒場の魅力

キリンのクラシックラガーやサッポロラガー、いわゆる「赤星」の大瓶が用意されており、600円~700円(税込)ほどで飲めるのは、物価高が続く今ではかなり良心的に感じます。

飲食店全体で仕入れ価格や光熱費の上昇が続くなか、大瓶をこの価格帯で提供しているのは、稼鶏酒場ならではの企業努力といってよいのではないでしょうか。

スパイスの効いた料理をつまみながら、よく冷えた大瓶をゆっくり飲む。そんな昔ながらの酒場らしい楽しみ方ができるのも、稼鶏酒場の魅力のひとつです。

現在は立ち飲みより座り飲みが中心

稼鶏酒場は現在も立ち飲み店として紹介されることがありますが、店内には椅子が用意されており、実際には座って飲む利用者が中心です。

一律のお通しはありません。ただし、椅子の利用、注文金額、混雑状況などによって、利用時間や料金に関する条件が設けられる場合があります。

混雑時は時間制になるほか、長時間注文がない場合は会計を案内されることがあります。少ない注文で長居するタイプの店ではなく、飲み物と料理を楽しみながら、気持ちよく席を譲り合う酒場と考えておくとよいでしょう。

店内には稼鶏酒場ならではのテンポがあり、利用時のルール(店内通話禁止やナンパ禁止など)もわかりやすく設けられています。少し独特な印象を受けるかもしれませんが、何度か訪れるうちにこの店ならではの距離感や雰囲気も含めて楽しめるようになるでしょう。

東中野 稼鶏酒場
※写真は2023年時のものなので差し替えます

稼鶏酒場でおすすめのおつまみ

稼鶏酒場にはカレーも豊富にありますが、ここでは居酒屋として利用する際におすすめしたい、お酒に合うメニューを中心にご紹介します。

※挙げたらキリがないので、徐々に追記していきます

ひよこ豆辛口炒め

最初に注文したいのが、稼鶏酒場の人気メニューであるひよこ豆です。

やわらかく煮込まれたひよこ豆に、スパイスの香りとしっかりした辛さが加えられています。豆料理なので重たすぎず、ビール、サワー、ハイボールなど、幅広いお酒に合わせやすい一品です。

スパイシーでありながら、つい何度も箸が伸びる酒のあて。稼鶏酒場らしさを知るうえでも外せません。

おつまみカオマンガイ

タイ料理のカオマンガイからご飯を抜き、鶏肉をおつまみとして楽しめるようにしたメニューです。

しっとりした鶏肉もおいしいのですが、特に印象に残るのが添えられている特製ソース。辛味や酸味、香味野菜の風味が重なり、淡泊な鶏肉を一気に酒場向きの味へ変えてくれます。

このソースは単品で注文できる場合もあります。ほかの料理につけて楽しみたい人は、注文時に確認してみてください。

東中野 稼鶏酒場
※写真は2023年時のものなので差し替えます

ラーメンサラダ

※画像掲載予定

北海道の居酒屋料理として知られるラーメンサラダを、稼鶏酒場らしく仕上げた一皿です。

冷たい麺と野菜をマヨーネーズ・ドレッシングで和えた料理で、立ち位置としては冷やし中華とサラダの中間。高級感を求める料理ではありませんが、その親しみやすさこそが魅力です。

「B級オブザB級」と呼びたくなる、気取らないおいしさがあります。通常版のほか、辛さを加えたスパイシーラーメンサラダもあります。

筆者は後者のスパイシーラーメンがお気に入りの一品です。

タンドール窯で焼く魚

筆者が特におすすめしたいのが、タンドール窯で焼き上げる魚です。

さんま、いわし、あじなど、その時期に用意できる魚がタンドール窯で香ばしく焼かれます。炭火焼きともグリル焼きとも違い、表面は香ばしく、身には魚のうま味が残ります。

なかでもおすすめは、いわし。皮目の香ばしさと身のうま味のバランスがよく、焼酎や日本酒にも合わせやすい一品です。

ただし、暑い季節は厨房内の温度対策などにより、タンドール料理が休止されることがあります。焼き魚を目当てに訪れるなら、夏場を避けた秋から春がおすすめです。

東中野 稼鶏酒場

青唐辛子とソーセージのナンピザ

※画像掲載予定

ナンをピザ生地として使い、ソースや具材、チーズをのせて焼き上げるナンピザも人気です。

複数の種類がありますが、辛いものが好きな人には青唐辛子とソーセージのナンピザがおすすめ。もちっとしたナン、ソーセージの塩気、チーズのコクに、青唐辛子の刺激が加わります。

軽いおつまみというよりも、数人で分けられるボリュームのある一品。ビールやハイボールとの相性は抜群です。

パクチーの天ぷら

※画像掲載予定

パクチーをそのまま天ぷらにした、稼鶏酒場らしいメニューです。

衣をつけて揚げることで、生のパクチーよりも香りが穏やかになり、パクチーが少し苦手な人でも比較的食べやすくなっています。

価格に対して食べ応えがあり、最初の一品にも追加のおつまみにも向いています。

鶏とたまねぎのサラダ・トマトとチーズのサラダ

※画像掲載予定

野菜を取りたいときには、鶏肉とたまねぎを合わせたサラダや、トマトとインドチーズを使ったサラダがおすすめです。

どちらもSサイズが用意されており、ひとり飲みならSサイズでも十分なボリュームがあります。ほかの料理も何品か注文したい場合は、最初からSサイズを選ぶとバランスよく楽しめます。

唐揚げ

※画像掲載予定

一般的な唐揚げと、辛さを選べるスパイシー唐揚げがあります。

注文を受けてから作られるため、衣は香ばしく、鶏肉にはしっかり食べ応えがあります。通常サイズは量が多いため、ひとり飲みやほかの料理も注文する場合はSサイズで十分です。

タンドリーチキン

稼鶏酒場を訪れたら一度は食べておきたい、お店を代表するメニューのひとつがタンドリーチキンです。

写真はハーフサイズですが、それでも鶏肉の存在感は十分。スパイスをまとった表面は香ばしく焼き上げられ、中はしっかり肉の旨みを感じられます。

タンドール窯を備える稼鶏酒場だからこそ味わいたい王道の一品で、ビールやハイボールとの相性も抜群。いろいろな料理を少しずつ楽しみたい場合は、ハーフサイズを選ぶのがおすすめです。

ウィンナー

メニューに「ウィンナー」とだけ書かれていると、つい見過ごしてしまいそうですが、実際に注文すると想像以上のサイズに驚かされる一品です。

3Pと5Pから選べますが、1人飲みなら3Pでも十分なボリューム。しかも3Pで240円と、かなり良心的な価格設定です。

外側は香ばしく、中は肉感のある食べ応え。ケチャップと粒マスタードをつけながら食べれば、シンプルながら間違いのない酒のつまみになります。

派手なメニュー名ではありませんが、安くてボリュームがあり、お酒にも合わせやすい隠れたおすすめメニューです。

期間限定メニューが豊富

稼鶏酒場では、定番メニューだけでなく、イベントや季節に合わせた期間限定メニューが頻繁に登場するのも魅力です。

ドリンクは280円からと気軽に注文しやすく、フードにはスパイスを生かした創作的なネパール料理も多く並びます。訪れるタイミングによって見慣れない料理に出会えるため、何度通っても新しい楽しみがあります。

期間限定メニューのひとつとして提供されていたのが「ワイワイチャット」です。

ワイワイチャット

「ワイワイチャット」は、ネパールやインドで親しまれているチャナチャットとインスタント麺を組み合わせた、稼鶏酒場らしい創作メニューです。

チャナチャットとは、茹でたひよこ豆(チャナ)に、刻んだ玉ねぎやトマトなどの野菜を合わせ、スパイスやレモン、チリなどでピリ辛に仕上げる豆のサラダ料理。

そこへインスタント麺を加えることで、豆や野菜の食感に麺ならではのジャンクな味わいが加わっています。

ネパール料理をベースにしながら、いい意味でB級感のある酒のつまみに仕上げているのが面白いところ。こうした自由な発想の限定メニューが次々と登場することも、稼鶏酒場に繰り返し足を運びたくなる理由のひとつです。

本気で辛いものを食べたいならスパイシートマト

※画像掲載予定

辛いものに自信がある人にだけおすすめしたいのが、ネパール風のスパイシートマトです。

一般的な「ピリ辛」の範囲ではなく、食べ進めるうちに汗が噴き出し、口の中に強烈な刺激が残る辛さ。店のメニューでも危険度の高い料理として扱われています。

辛いものが少し好きという程度ではなく、本気の激辛を求める人向けです。体調と相談しながら注文しましょう。

通うほど面白い稼鶏酒場

稼鶏酒場の魅力は、「スパイス料理がおいしい」「安く飲める」というだけではありません。

何度か通ってみるとわかるのが、思っている以上にメニューの振り幅が広く、訪れるたびに違った楽しみ方ができることです。

タンドリーチキンやひよこ豆などの定番がある一方、その時期だけの期間限定メニューも頻繁に登場します。さらに店内のホワイトボードにも、その日のおすすめやスポットメニューが並んでいるので要チェック。

「これは何だろう?」と思わず注文してみたくなる料理に出会えるのも、稼鶏酒場ならではの面白さです。

通常の居酒屋メニューにスパイスを効かせた料理も多く、「インド・ネパール料理を食べに行く」というより、少し変わった酒のあてを探しに行く店という感覚のほうが近いかもしれません。

一方で、何度通っても結局また注文したくなるお気に入りの定番ができてくるのも、この店のいいところです。

料理によってSサイズやハーフサイズが用意されているのもうれしいポイント。ひとりなら小さいサイズを何品か組み合わせ、複数人ならナンピザやボリュームのある料理まで注文するなど、その日の人数やお腹の具合に合わせて楽しめます。

お酒も良心的な価格で楽しめる

料理だけでなく、ドリンクの価格が良心的なのも稼鶏酒場に通いやすい理由のひとつです。

280円から注文できるドリンクがあり、クラシックラガーや赤星といった瓶ビールの大瓶も600~700円ほど。物価高が続く今、この価格帯でお酒を楽しめるのはありがたいところです。

仕事帰りに「今日はちょっとだけ飲んで帰ろう」という使い方もしやすく、軽く一杯のつもりで立ち寄れる気軽さがあります。

そして、テキーラが安いのも密かな特徴

筆者自身は普段あまりテキーラを飲まないため、銘柄ごとの違いや味わいまで詳しく紹介することはできませんが、店内のボードを見るとかなり良心的な価格で提供されています。

その日の気分で使い方を変えられる

東中野駅からすぐという立地もあり、最初から稼鶏酒場を目当てに訪れるのはもちろん、東中野で飲んでいて「もう一杯だけ」と立ち寄る使い方にも向いています。

定番料理を目当てに行ってもいいし、その日の限定メニューを楽しみに行ってもいい。ひとりで軽く飲む日があっても、何人かでいろいろな料理を囲む日があってもいい。

その日の気分や人数に合わせて、毎回違った楽しみ方ができる自由度の高さが、稼鶏酒場の大きな魅力です

「次は何を頼もうか」「今日は何か変わったものがあるかな」と思わせてくれる。

一度訪れただけではなかなか掴みきれない、そんな奥行きも含めて、稼鶏酒場は通うほど面白くなる一軒です

稼鶏酒場がおすすめの人

  • 東中野駅の近くでひとり飲みをしたい人
  • 一般的な居酒屋とは違うおつまみを食べたい人
  • スパイス料理とお酒を一緒に楽しみたい人
  • 丸松が満席だったときに近くの店を探している人
  • カレーだけでなく、小皿料理を何品か楽しみたい人

稼鶏酒場のお店情報

  • 店名:稼鶏酒場(かとりさかば)
  • 住所:東京都中野区東中野1-57-6 福山ビル1F
  • アクセス:JR東中野駅西口から徒歩1分、都営大江戸線東中野駅A3出口から徒歩2分
  • 電話番号:03-5937-0026
  • 営業時間:月・水・木・金16:30~23:00、土・祝日16:00~23:00、日曜16:00~22:30
  • 定休日:原則火曜日
  • 予算の目安:1人2,000円前後
  • 席数:椅子席あり
  • 予約:可能
  • 喫煙:店内禁煙、店外に灰皿あり
  • 決済方法:現金、クレジットカード、交通系電子マネー、iD、QUICPayなど
  • 公式SNS:XInstagram

営業時間、定休日、タンドール料理の提供状況は季節や臨時営業によって変更されることがあります。訪問前に公式SNSの営業案内をご確認ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次